前回はメトロノームの選び方を紹介したので、今回は使い方をご紹介させていただきます。
アナログ、デジタル、アプリ、Webサイト、YouTubeなど、沢山のメトロノームがありましたが、今回はアプリを使って基本的な使い方から、練習方法まで紹介させていただきます。
※画像をクリックするとiphoneアプリ「Smart Metronome&Tuner」に移動します。
前回の記事でも紹介したアプリ「Smart Metronome&Tuner」を使って説明させていただきます。まだメトロノームを用意していない方は、画像をタップしてダウンロードしてみて下さいね。
アプリを起動したら、画面中央の数字をタップして練習したいテンポに変えます。
今回は「♩=70」にセットするので、「7、0」と入力して「セット」をタップ。
最初に表示されていた数値が「70」に変われば「♩=70」に変更できています。あとは「START」をタップすると、メトロノームを鳴らすことができます。
メトロノームのセッティングができたら、実際にメトロノームに合わせて練習をしてみましょう。下記の楽譜は4分の4拍子で書かれているので、1小節の中でメトロノームが4回鳴る速さで叩きます。
上記の緑枠で囲っている場所でメトロノームが鳴るように、メトロノームに合わせて叩いてみましょう。
楽譜の読み方が分からない方は、こちらの記事を参照してください。
上手く音が合わない場合は、一度手を止めてドラムの音を歌いながら、メトロノームに合わせてみましょう。
「ド・ツ・タ・ツ」「ド・ツ・タ・ツ」…
緑枠で囲っている「ド」と「タ」の音が、メトロノームの音が鳴る位置です。同じタイミングで歌えてますか?
リズムが合ってきたら、またドラムを叩いてみましょう。ドラムを叩きながら「ド・ツ・タ・ツ」と歌うか頭でイメージして「ド」はバスドラ、「タ」はスネアとイメージを強く持つと体が動きやすくなります。
初めはずれてしまったり、場所が分からなくなってしまうと思いますが、練習を重ねることで安定して叩けるようになります。
叩いている音がメトロノームの音より前か、後ろか。叩いていると速くなってしまうのか、遅くなってしまうのか、集中して聞き分けながらメトロノームに合わせてみましょう。
8ビートが叩けるようになったら、フィルもメトロノームに合わせて叩いてみましょう。
このフィルはスネア、ハイタム、ロータム、フロアタムを4回づつ叩くフレーズで「タム回し」とも呼ばれます。
4回叩くうち、1叩目がメトロノームの音と同じタイミングで鳴るようにしましょう。
合わせるのが上手くいかない場合は、8ビートと同じように「タタタタトトトト…」と口で歌って合わせられるように練習してみましょう。
8ビートとフィルが叩けるようになったら、8ビートとフィルを交互に繰り返してみましょう。
テンポが速ければ、もう少しテンポを下げて練習すると叩きやすくなると思います。
今行った練習のやり方が、一般的にもっともポピュラーなメトロノームを使った練習方法です。
メトロノームを使う練習方法は沢山あるので、ここではもう1つの方法をご紹介させていただきます。
先ほどの8ビートとフィルは叩けたでしょうか?
すぐにうまく叩けなくても良いので、メトロノームを使ってさらに音符の精度をあげてみましょう。
先ほど行った練習方法は、4分音符でメトロノームを鳴らしているので、メトロノームの鳴っている音符(緑枠の音符)には意識がいくのですが、他の音符が疎かになってしまうことがあります。
メトロノームに合わせて叩いているのに動きがぎこちなかったり、リズムがしっくりこないときは他の音符が原因かもしれません。
そこで、小さな音符(この楽譜では16分音符)でメトロノームを鳴らして、他の音符の位置もズレていないか確認してみましょう。
メトロノームアプリの「4/4」と書いてある部分をタップ。
「16分音符」を選択して「OK」タップ。
元の画面に戻ったら「START」をタップ。
これで「♩=70の4分音符」が「♩=70の16分音符」に変わりました。
この状態で先ほどの8ビートとフィルを練習してみましょう。メトロノームが4分で鳴っている時より細かく音符の位置を聞くことができると思います。
同じ要領で他にも練習したいパターンやフィルの練習ができるので、是非試してみてくださいね。
今回はメトロノーム使い方から練習方法までご紹介をさせていただきました。
メトロノームは音を合わせたり、自分の音の位置を確認する以外にも様々な使い方ができるので、アプリの色々な機能を使って遊んでみてください。
最終的には自分の出したいリズムを出すための練習を考えられると良いですね。
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フリーカリキュラムのため、分からない事や出来ない事など自由に質問する事ができます♪