8ビート&フィルイン

8ビート&フィルイン

今回から実践的な内容に入っていきたいと思います!

皆さんは8beat(エイトビート)やFill in(フィルイン)という言葉をご存知でしょうか?

曲を演奏するときに、ドラマーはビートやフィルインといったパターンを使って演奏しています。今回はその中でもポピュラーな8ビート、フィルインに触れていきたいと思います。

  1. 1. 8ビートとは
    1. 1 - 1. 8ビートの楽譜
    2. 1 - 2. 8ビートを叩いてみよう
  2. 2. フィルインとは
    1. 2 - 1. フィルインの楽譜
    2. 2 - 2. フィルインを叩いてみよう
  3. 3. まとめ

1. 8ビートとは

8ビートとは、曲を演奏するときに使われている様々なビートの1つです。ポップスやロックはほとんどが8ビートを使って演奏しているので、皆さんもよく耳にしているパターンだと思います。

他にも2ビート、4ビート、16ビートなど多くのビートパターンがあります。

1 - 1. 8ビートの楽譜

8ビートの楽譜

まずは、8ビートの基本的なパターンから叩けるように練習してみましょう。

・上第1間の音符はハイハット・シンバル

・第3間の音符はスネア・ドラム

・第1間の音符はバス・ドラム

8ビート 手順

ハイハットは右手、スネアは左手、バスドラは右足で演奏してみましょう。

1 - 2. 8ビートを叩いてみよう

いかがでしょうか?両手と右足3つの動きを同時に考えるのは難しいですよね。

上手くいかなくても、叩けるようにステップアップしていけば、すぐに叩けるようになります。それでは練習パターンを作って練習してみましょう。

右手 ハイハット・シンバル

はじめは足よりも手の方が器用に動かせると思うので、手を使って叩いてみましょう。

右手でハイハット・シンバルを8回叩いてみましょう。

1、2、3、4、5、6、7、8

テンポが早くなり過ぎないように、できるだけ一定のリズムになるように気をつけましょう。

左手 スネア・ドラム

1〜8の数字の内、3と7の時に左手も同時に叩いてみましょう。

1、2、③、4、5、6、⑦、8

右手と左手はスムーズに動いているでしょうか?両手でハイハットとスネアを叩いたときの音はバラバラになっていませんか?

右足 バス・ドラム

最後に右足を入れてみましょう。踏むタイミングは1と5の時に叩きます。

1☆、2、③、4、5☆、6、⑦、8

1〜8までの流れを何度も繰り返し演奏してみましょう。繰り返していくうちにだんだんと体が慣れてくるので、力まずに軽く叩けるようになります。

力まずに叩けるようになれば、テンポも上げやすくなり、上げても乱れずらくなります。

上手くいかない場合は、次に紹介する方法も試してみましょう♪

テンポが速くなっている

よくある原因の1つで、演奏に夢中でテンポがだんだんと速くなってはいませんか?

テンポが上がると簡単なフレーズでも演奏が難しくなります。まずはテンポ60前後位を目安に叩いてみましょう。

メトロノームがなければ時計の秒針位の速さなので1、3、5、7の時に秒針が鳴るように合わせてみましょう。

叩く順番を変えてみる

はじめに手の方が器用に動かせると説明しましたが、人によっては右手と右足が得意な場合もあります。

ハイハットとバスドラを入れてから、左手を入れると8ビートが叩けるかもしれないので、試してみましょう。

音をイメージしてみる

音をイメージしてみる

演奏したい音をイメージしてみましょう。頭の中で音のイメージ固まってくると、体が自然と動くようになります。

手や足の動きをよく見てみる

自分の体の動きを目で見るのもとても大切です。目で見ることで、自分がどういう動きをしているのか頭が理解するようになります。

ゆっくり時間をかけても良いのでじっくりやってみましょう♪

2. フィルインとは

フィルインとは、AメロからBメロへの変わり目、Bメロからサビへの変わり目などで使われるビートとは違うフレーズのことを指します。

AメロからBメロは少し静かになるからシンプルなフィルイン、Bメロからサビは盛り上げたいから豪華なフィルインなど、曲によって様々なフィルインがあります。

フィルインはフィル(Fill)と略して呼ばれることが多いです。こちらの記事でもフィルと略して紹介していきます。

2 - 1. フィルインの楽譜

8分音符のfill

先ほどご紹介した8ビートの横にあるのがフィルです。8ビートからスネア → ハイ・タム → ロー・タム → フロア・タムの順番で叩いてみましょう。

ビートバターンと似ているとフィルと分かりづらいので、ある程度差別化してあげるとわかりやすくなります。

2 - 2. フィルインを叩いてみよう

いかがでしょうか?今回のフィルは足を使わないので、8ビートと比べると少し叩きやすくなっていると思います。

ただ、ビートパターンからフィルを繋げて叩くと、テンポが変わってしまうことがよくあります。

上手く叩けた人も、叩けなかった人も、もう少しだけこの楽譜をよく見て演奏のコツを覚えましょう。

楽譜から共通点を探す

8分音符のfill 8分音符

楽譜をよく見てみると、8分音符がこの楽譜の大部分を占めているのが分かります。

8ビートのハイハットを叩く速さと、フィルのスネアやタムを叩く速さが同じということを意識しましょう。

8分音符のfill 手順

さらに、8ビートのハイハットは右手で叩いているので、フィルも右手で叩くと同じ速さになり、リズムが安定していきます。

8ビートとフィルを繋げながら何度か繰り返してみましょう。

右手のストロークをよく見て、同じ速さ、同じ高さに揃えるとよりリズムが安定すると思います。

3. まとめ

今回は、8ビートとフィルについてご説明させていただきました。多くの楽曲はビートとフィルで構成されていて、今回のビートパターンやフィルを覚えるだけでも叩ける曲は沢山あります。

試しにあいみょんさんの「マリーゴールド」やASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)さんの「リライト」を聞いてみてください。今回叩いたビートパターンが使われています。

後は曲やメロによって変わる、ビートパターンやフィルを覚えていけばどんどん演奏の幅が広がっていきます。

分からない事があれば、アクロミュージックスクールで無料体験レッスンを行なっていますので、是非ご利用ください。

もっと詳しくドラムの事を知りたい方は

アクロミュージックスクールでは無料体験レッスンを行なっています。

フリーカリキュラムのため、分からない事や出来ない事など自由に質問する事ができます♪

無料体験レッスン

TOP